学びある毎日を生きよう!

食事、健康、読書、お出かけ。毎日楽しく、ほんの少しの改善で、よりよい生活を送りたい!

News Picksアカデミア 高岡浩三のビジネス道場 ゲスト堀江貴文さん その2

News Picksアカデミアで、ネスレ高岡社長と堀江貴文さんの食ビジネス対談をビデオ聴講しました。

前回半分書いたので、今回はその続きを。

新しい現実を見る

今後日本社会はどう変化していくでしょうか?
少子高齢化、夫婦2人家庭、共働き…
社会問題からも想像できます。

読み解くと、こういうことがわかります。

  • 家の滞在時間は減る。
  • 外食産業伸びる。
  • 親子ターゲットは需要減る。

例えば、ハンバーガー。
マクドナルドの客層ターゲットは、親子。
少子高齢化には合わない。
だから、売り上げが伸び悩む。
というのが、堀江さんの考え。

ではどうすればいいか?
2階は大人だけのスペースにするとか、少子高齢化にも対応できるようにする。
というのが、高岡社長の考えでした。なるほど…

世界戦略と日本戦略を分ける

新しい現実を見る、見ると地域によって全然違うのがわかります。
例えば、アメリカはまだまだ子供が多い。
ベトナムのハノイだって多い。
でも日本は違う。

消費者層が違えば、売れるものも違う。
だから、地域によって戦略を分ける必要がある。というのです。

ネスレの本社はスイスですが、高岡社長は日本は日本に合った戦略で展開しているとのこと。
ネスカフェは日本人の家の滞在時間が少ないことを狙って、オフィスへ展開。
外食が増えることを見越して、レストランへも展開。

なるほど、売れるものを展開して儲ける会社は、ちゃんと戦略立ててやっているのです…。
私の仕事の中でも「新しいビジネスを考える」というお題がありますが、ニーズ思考だけでなく、社会構造を読み解く方からもアプローチすれば、何か見えてくるかもしれないなー。

飲食業界だけではありません

社会を予測し、それをいろいろなところに当てはめて考えてみる。

例えば、日本は少子高齢化。
だから、企業の人口構造だって、年寄りばかりになります。これは当然。
だから若者を頑張って採用するのもひとつですが、逆に高齢者を活用するのだと高岡社長は言っていました。

他社を定年退職した人を再雇用する。
キャリアを生かしてもらったり、再雇用の人でもできること、再雇用の人だからできることをやってもらう。
賃金は少し安くなっても、喜んで来てくれる人も多そう。
高岡社長はネスレにこの仕組みを導入するそうです。

消費者のニーズに応える

めまぐるしく変わる流行、これをニーズととらえてキャッチアップし続けるのがポイント。

外食でお客にウケるのは、ローカーボ。
いきなりステーキがまさにそう。
ウェンディーズやモスバーガーでも、ローカーボメニューがありました。

ファストフードなら、時短。
マクドナルドで、スマホでオーダーしておいて、行ったらすぐに受け取れる、待ち時間を解消できるシステムがありました。

ネスカフェなら、毎日同じ味を出せること。
カップをセットする方式なので、豆が酸化して味が変わらないのだそう。

小売業やレストランなら、ロス削減。
IoTどの時間に何が売れるかわかれば、仕入れ量の見積もりに精度が上がり、廃棄量を削減できる。


このお二人、話しが全然止まらない!!
もう、アイデアの泉。
すごいなぁ…私と何が違うんだろう…もう違いすぎて、検証不能です。笑

ビジネスモデルを見つけるには

どういう商品を開発するか?という着眼点をたくさん学べました。
一番のポイントは、使用者の問題点を解決してあげること。
そして、どの問題を解決するのか?を見極めて絞るのが大切。

自分が実際にやってみると、問題点が見つかるのだそうです。

外食産業なら、

  • 自分で料理してみる
  • 社内に厨房を作る
  • 自分で使ったりシェフを呼んできたりする
  • 昼間も皆でランチ宴会をしてみる: 働き方改革にもつながりますね

実際に何が問題か?を考えながら、やってみるのが大切。

感度を上げること、ちょっと不便だな、改善してほしいなぁと思うこと、結構あるはずなのです。
でも、当たり前のように受け入れてしまっている現実。
そうではなく、どうやったら便利になるだろう?改善できるだろう?と考えながら生活する。
そうすると、新規ビジネスはたくさん転がっているのだなぁと思いました。

そしてそういうことに感度の低い私、感度を鋭くアンテナを高く持つには、どうすればいいのでしょう?
感度の高い人と一緒にいると自分も感度が高くなれるのかなぁ?
そのツールとしてNews Picksアカデミアを継続してみます。

今回も2時間ですが、とっても中身の濃い2時間でした。