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デルフィ遺跡観光 ギリシャツアー旅行 3日目

デルフィとは「中心」という意味。
ギリシャの中心でもある、神話世界の中心でもある場所がデルフィ。
紀元前から紀元後にまたぐ歴史が詰まっているのが、デルフィ遺跡です。


デルフィ博物館

日中で暑い…ということで、まずは博物館へ。
1000〜2000年前のもので残っているものが展示されています。
そんなに昔のものが残っているなんて…衝撃!土に埋もれていたから質がいいのだそうです。
博物館自体はそんなに広くないので、一部屋一部屋じっくりと見ていきました。

ナクソス人のスフィンクス

エジプトのスフィンクスよりは後にできた紀元前6世紀のもの。
アルカイックスマイルが印象的。
こんなに凛としているスフィンクス、実は14m上の柱に乗せられていたそうです。デカっ!


そもそもスフィンクスをギリシャで見るとは想定外でした。
ギリシャはドレッドヘア、半歩前に出ているのがポイントなのだそう。なるほどたしかに!

破風には当時の生活や馬での戦闘の様子が描かれていました。
すでに戦闘していたのがすごい!
青銅の防御武具も展示されていました。

石の壁には文字が刻印

文字が刻まれていて、ロゼッタストーンみたいでした!
これは紀元前128年のもの、この頃は言葉を音符のように伝えていたそうで、その音符が刻まれています。
話し言葉が書き言葉として記録できていた、ということですね。人間の進化を見ました。


衣を纏った石像

よく見るのは裸なのに、こちらは衣を纏っています。
新しい時代と言っても紀元0年ですが、この中では最近の彫刻なのだそう。

青銅の銅像

普通、博物館で見るのは石の彫刻ばかりですが、青銅の像があってびっくり!
よーく見ると、目がとっってもリアルです。
目は石を組みこんでいて、まつげは針金で作られています。


ということで予習は完璧な気分、遺跡を見に出発!

デルフィ遺跡

全体像は、博物館で予習済み。
遺跡の入り口から上に登って行く道は神に通じる道、ジグザグと登って神殿に行きます。

アテネ人の宝庫

入り口の近くに残っている宝庫、唯一と言っていいほど建物の形が残っています。とはいえ復元したものです。


壁には字が彫られていて、marathonの文字の一部が!マラトンの戦いでアテネがペルシャに勝利した感謝のしるしとして、アポロンに捧げられた宝庫なのだそう。


その上には勝利の象徴である月桂樹の葉の冠も彫られています。
今もオリンピックのメダリストに掲げられる月桂樹の冠の歴史は長いー!


ほかの壁には、デルフィの文字が。
今のギリシャ語と同じ綴りとは!!!!


アポロン神殿

さらに登ると、建物の跡が見て取れます。
ここから想像力を高めて、当時の神殿を思い描くのです…
いずれにせよ、1つ1つが石造りでかなーり重厚なことは間違いない。存在感が半端ないのは確実。


演劇やスポーツの観客席: 古代劇場

いちばん奥には集会所があり、ここデルフィはスポーツの発祥。
オリンピアは各地から集まって競い、オリンピックの発祥となりました。

7000人が収容可能なのだそう。7000人もの集まれる人がこの周辺にいたってことですよね!すごっ(°_°) だって、周りはひたすら山ですよ?!


そんなこんなで昔の人ってやっぱりすごい、現代人には到底真似できない、と思い知って、デルフィを後にしました。

バスで4時間、オリンピアへ移動です!