1つ上の視点から考える、一般化して考える…こういう思考方法を身につけたいと思っています。
そんな中、オススメされた本があったので、読んでみました。
森博嗣さん?
私は初耳だったのですが、元大学教授の研究者、今はミステリー小説作家だそうです。
大学教授は定年まで勤め上げている人が大多数だと思っていたので、この経歴がかなりビックリ。
人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか
理系の研究者だったからか、抽象的に考えるとはどういうことか?を分析されています。
小説ではなく実用書でもなく自己啓発本でもない、ゆっくりとした時の流れを感じる文章でした。
抽象的に考える、とは
抽象的に考えられるようになると何がいいのか?
それは、物事の本質をつかめるようになると言うこと。
何が大事か?がわかると、別のジャンルの違うことに当てはめられるようになる。
そうすると、ビジネスチャンスや問題解決できる機会がうんと増える、と思うのです。
人間関係にあてはめてみると
相手の身になって考える、1つ高い視点から物事を考える…
これは人間関係でよく言われていることですが、すなわち客観視に当たります。
好き嫌いで人を判別せず、この人から何か自分に得られるものはないか?と興味を持つと、学びが深くなるそうです。
相手を尊重し、素直に見て、素直に受け取る。
大事だけど、とっても難しい。
だって、人間だもの。
でも相手を客観視できようになると、できるようになるし、生きるのが楽になるのだそうです。
深い…
どうすればいいの?
抽象的に考えたり相手の身になって考えたり…
どうすればできるようになるか?
毎日こつこつとやるしかないのだそう。
近道はないと言うことですね…
とは言いつつも、コツはいくつか書かれていました
- のようなもの、をつけてみる
- 何気ない普通のことを疑う、どうして?と問いかける
- 何気ない普通のことを、少し変えてみる。もし〜だったら、もし〜さんだったら、もし別の視点から見たら… もしの次に何を仮定するか、発想する
- なるほど!と感じたら、似たような状況が他にもないか想像する
- 似ているものや例えられるものを、いつも連想してみる
- なるべく創造的なものに触れる機会を作り、自分の感性で、価値があるかを評価する
悩みごとが尽きません…
生きていると悩みが出てきます。
これ、悩みがあると言うことは物事を見つめられている証拠なのだそう。
褒められていました!!
いろいろ考え、とりあえず決めてしまうのではなく考え抜く。
考えるときは、想像を膨らませてみる。
どのような可能性があるか、何が起こりうるのか…
他人に説明するつもりで、自分自身の確認のために言語化するといいのだそうです。
発想できたらどうすればいいの?
発想→論理的思考→具体的な行動 の順で、発想を実現するのです。
発想がすべての根底にあるということ、すなわち一番重要なのが発想。
でも一番難しいのも発想。
抽象化して考える習慣をつけるところから、です。