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メテオラ修道院 ギリシャツアー旅行3日目

カランバカからバスで坂道を登っていくこと15分、修道院の麓まで到着。
砂岩が隆起してできたメテオラ、元々は湖の中にあったものが、水が川に流れていって浮かび上がったのだそうです。
頂上でも標高420mと高くないことからも、納得です。

メテオラ修道院の歴史

人々との交信を絶って神々との交信をするために、9世紀には修道院の人たちが住んでいたそうです。
14世紀にセルビア人がこのテッサリア地方に侵入してきた時、戦乱から逃れてきた修行者たちが共同体を送った場所でもあります。

メテオラとは

「メテオラ」とは、宙に浮いている、というギリシャ語。今は、空から落ちてくる物体という意味もあるそうです。
奇岩の上に建てられた修道院、宙に浮いているように見えます…!

最盛期には24あった修道院、今は6つに減っていますが、厳しい戒律を守って修業する場になっています。

メテオラは膝下ロングスカート着用

女性はロングスカートが義務づけられています。
と言っても、入り口に巻きスカートが置いてあり無料で借りられるので大丈夫!
ツアーではロングスカート持参と言われますが、添乗員さんはレンタルで済ませていました…

アギオス・ニコラオス修道院に入場

ツアー客はどこの修道院に入れるか、当日にならないとわからないそうですが、私たちは聖ニコラオス修道院へ。ここは14世紀にできた男性修道院です。

バスを降りて見上げると、入場する修道院が。200段の階段を登るだけあって、高い!


途中、十字架に植えられたお花が。春ですね〜


風景を眺めつつ、上り坂を登っていきました。登っていくと景色が変わるので、励みになりました!

修道院のフレスコ画の壁画

修道院の中は写真撮影禁止なので残念だったのですが、修道院の中のフレスコ画にはビックリたまげました。
ヨーロッパの壁画は旅行すると必ずと言っていいほどよく見ますが、同じような壁画は見たことがありません!

壁に所狭しと描かれた、壁一面びっっしりと描かれた聖教画。16世紀のフレスコ画です。
煌びやかさというより重厚。
色は草花をインクにしているそうで、シックな色遣いにも納得。

聖人や、最後の審判、天国と地獄などの聖教画、
当時の生活の様子、
アダムがヤギ、トラ、鹿、孔雀、ドラゴンなど色々な動物を生んだ絵、
などなど、手狭な部屋に所狭しと描かれていました。

ギリシャ正教会の礼拝

カトリック5本指で頭、おへそ、心臓側の左、右の順で十字を切ります。
一方ギリシャ正教会は、三位一体の3本指で、頭、おへそ、右、左の順だそうです。
同じ神様を信じているのに、宗派によって違うんですね、興味深いです。

修道院からの眺め

壁画を見学して上に登ると、カストラキの街が一望できます!!絶景!!!!


奇岩も!ニョキニョキと奇妙な風景!


左手にはルサヌ修道院が見えます。
現在では1つしかない女性修道院で、現在16人の修道女が修行しているそうです。
写真の右側に写っているのですが、ちっちゃくてよく見えない…


という感じで、小さな修道院でしたが濃密な見学ができました。

メテオラ修道院のパノラマビューポイントへ

現存する修道院は全部で6つ。
これらを撮影すべく、パノラマビューポイントへと観光バスで向かいました。

密集している5つの修道院のうち1ヶ所は別方向なので、まずは4つの修道院を1枚の写真に。絶景でしょ?!?!

アギオスニコラオス、ルサヌ、メガロメテオロン、ヴァルラーム修道院

こんなところによく建てられたなぁ(°_°)!
と改めて実感。
大自然の緑の中にそびえ立つ奇岩、まさに宙に浮いている=メテオラ!


映画007の撮影スポット アギア・トリアダ修道院

映画007 第12作のユア アイズ オンリーでボンドが蹴落とされて宙吊りになる場面の撮影現場だそう。
たしかに絵になる…!けど絶対怖い…!


午前中はメテオラの修道院の世界に入り浸りました。ギリシャでこういう風景に出会えるとは思ってなかったので、意外な出会いに満足!

午後に向けて、デルフィへ移動です!