News Picksアカデミアで、ネスレ高岡社長と堀江貴文さんの食ビジネス対談をビデオ聴講。
信用の話し、コスパの話し、顧客の感じている問題点をニーズとして解決する話し。
食ビジネスに特化した講演会でしたが、どのビジネスでも同じことが言えると思いました。
他社がやっている、いいビジネスモデルは完コピする
完コピしてからがマーケティング能力勝負になる。まずは完コピすべし、とのこと。
例えばコンビニなら、セブンイレブン。
銀行ATMでぼろ儲けなら、他社はなぜすぐ真似しないのか?と。
また、冷凍食品などの商品開発能力が他社より圧倒的に優れている点。
まずは同じ味のものを作って、それからアレンジすればいいでしょう?と。
確かに、お惣菜もセブンイレブンは美味しい!
なぜだか、美味しい。
これを真似しなさい!ということ。
外食なら、一蘭 。
コミュ二ケーションなしのオーダー方法。
イラッシャイマセも機械音声。
これは日本語ができなくても、コミュ障でも、誰でも働けるシステム。
また、中が見えない囲われ方式。
アルバイトは茶髪でもクレームが出ない。
セントラルキッチン方式、つまりお店は温め直しだけでも、バレない。
コストミニマムにできうる方式が一蘭方式なんだって。なるほどねー!!
こういう視点で考えられると、完コピしてみよう!という気になりますね。
外食のクオリティが高い理由
日本は世界的に見ても、ごはんが美味しい。しかも安い。
海外旅行をすると、いつも思う。
その理由は、日本は外食産業に対する規制が緩いから。
世界で異常なくらい規制が緩く、競争社会が成り立つからレベルが上がっていく。
フランスでは、新規出店したくても規制が厳しくてほぼ不可能な領域なんだって。
だからレッドオーシャンになるのですが、消費者としては嬉しい。
日本は既得権益者が規制で守られようと政治と結託しますが、フェアな競争社会を構築するのが政治の役目だと思うんですよね。
規制が緩いといい競争が成り立つと実証している、とてもいい例だなと思いました。
外食産業、今後どうなる?!
このレッドオーシャンな外食産業、確かに入れ替わりが激しいですよね。
外食産業は今後どうなるのか?予測されていました。
無人化
AmazonがAmazon goで無人店舗モデルを作っています。
既存のセブンイレブンなどは抵抗すると想定される。
なので、いち早くAmazon goを導入する店を作り展開すれば成功するのでは?と予想していました。
無人化はひとつのキーワード。
Amazon goで店舗を無人化。
そうすると、万引きや店員の現金ちょろまかしもなくなる。
外食産業ではありませんが、製造メーカーが自分でインターネットで売ると、人件費ゼロ。
できる限り無人化したほうがいい、という話でした。
まぁ、人件費は高いですから、大量に売れれば無人化のコストメリットは大きいですよね。
それが可能になった時代、すごいなぁ。
既存店はコミュニケーションに特化
美味しい料理は、クックパッドやYouTubeで見ればパクれる。
独創的なレシピやレストランを開発してもすぐパクられる。
じゃあどうやって生き残れるか?というところで、コミュニケーションが出てきました。
どこで獲れたこういうお魚は〜みたいな話をして、お客を惹きつける。
お店をコミュニケーションの場にする。
これは機械にはできないことですよね。
人間の存在意義を突き詰めて考えると、社会・コミュニティに行き着くのかな?と思いました。
レンチン居酒屋
コミュニケーションいらずで人件費を削減する場合、わざわざ料理を作る必要がない、というのです。
コンビニに居酒屋を併設して、レンジを置いて、イートインにする。
あとは、デパ地下。
デパ地下で売れ残ったお惣菜をレンチンしてイートインする。
堀江さんの名言「デパートはデパ地下だけでいい!」笑
うーん、普段から利用しているコンビニですが、ビジネスアイデアはまったく浮かんでいませんでした。
感度不足ですね(^^;;
つづく。