アテネに行ったらどこからでも見えるパルテノン神殿。もっと近くで見たーい!と誰しもが思うことでしょう!
アクロポリス遺跡
アクロポリスにあるパルテノン神殿は紀元前900年に建てられたそう。
国の反映、家族の幸せを祈りに行ったところで、アテナ女神を祀っています。
3000年近くアテネと呼ばれているのは、ここアクロポリスにちなんでいるのだそう。3,000年間も呼び名が変わらない都市アテネ、信じられませんー!!
ちなみに、このアクロポリスより高い建物は立ててはいけない、という法律があるそうです。
だからどこからでも見えるんですね!
パルテノン神殿と音楽堂
パルテノン神殿は言うまでもなく右側、その下はローマ時代の音楽堂でした。
「ローマ時代」と聞くと、新しく建てられたんだな!と思わせてしまうパルテノン神殿の歴史の深さたるや…!
ブーレ bourrée の門
パルテノン神殿に近づくべく階段登坂を上っていくと、まず見えるのがブーレの門。
ローマ時代の門ですが、ブーレが発見したからブーレの門とよぶのだそうです。
アテナ・ニケの神殿
登っていくと右側に見えるのが、紀元前424年に完成した、イオニア式の小さな4本柱の神殿。
勝利の女神ニケがどこへも行けないよう、翼を切り落として祀ったのだそう。ハイセンス…!
イロド・アティコス劇場
大富豪イロードがアテネ市に寄贈した、161年の建築物。1900年経った今でも演劇やコンサートなどが上演されているそう。昔の建築物の出来の良さといったら…!
パルテノン神殿
そしてついに登場、パルテノン神殿!!
東向きに立っている、紀元前438年に完成した建物。
この建物は建築物としても見どころだらけ。
ドリア式のエンタシス形状
柱は10個の石を積み上げた、直線的なドリア式の列柱。
ですが、柱の中間にふくらみがあり、上部は細くなっているエンタシス。
また、柱は若干内側に傾いています。
重量感で圧迫しないような工夫なのだそう。
なお、床も緩く凸カーブしています。水はけを良くする目的もあり、よく考えられてます…!
破風
破風にはアテナ女神の誕生物語が刻まれています。今はないですが、当時は豪華に装飾されていて、中にアテナ女神の黄金像が祀られていたのだそう!
なぜ大理石なのにこんなにボロボロなのか?というと、建設されてから
ギリシャ正教→オスマントルコ帝国のモスクへ改宗→ベネチアによる爆撃→最近復興中
という波乱万丈な?遍歴があるから。
アテネオリンピックまでには復興すると言っていたそうですが、全然終わる気配が感じられませんでした…笑
エレクティオン神殿
紀元前600年に建てられた、イオニア式の円柱。
6人の少女像を柱とした柱廊が見どころです!
ちなみにここの少女像はレプリカで、本物は新アクロポリス博物館か大英博物館で見られます。
これらのほかにも至る所に石の山、つまり、建造物跡だらけでした。
この写真にも写っていますが、地面の石はアテナ古神殿跡、祭壇跡なのだそう!
アクロポリスからはアテネ市内を一望できます。
古代アゴラのヘファイストス神殿
この写真の森の中のパルテノン神殿ぽい!と思ったら、ほぼ同時期に建設されたのだそう。
ギリシャ国内で最も原型を残している神殿です!
古代の人の建築能力が高すぎて、圧倒されっぱなしでした…