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News Picksアカデミア 福岡市長 高島宗一郎氏 その1

News Picksアカデミアでは、講義動画も公開されています。
たーくさんあるのでどれから見るか目移りしちゃいます。
ザザーっと見てたら、福岡市長?若くない?!と思って目に止まったこちらを視聴することにしました。
※そんなことも知らなかったの?というツッコミ、教養がないのでご容赦ください(^^;;

小松成美「熱狂人」 ゲスト: 高島宗一郎氏

2017/10/25に公開された対談です。
小松成美さんも高島宗一郎さんも初めてでした。
高島さんの話し方、とってもハッキリ!伝わる!!と思ったら、元アナウンサーなんですね。熱気むんむんでした。

対談から心に残ったことをいくつか。

リーダーとは?

熊本地震で被災地に程近い福岡市。
3.11東日本大震災の時の経験もあり、強烈なリーダーシップを発揮された話し。
その中でリーダーとはどういう存在か?が語られました。

リーダーのスタンス: 平常時は、ボトムアップ。有事の時は、トップダウン。

九州北部豪雨でのエピソード。
道路から水が噴き上げているニュースが衝撃でした。

その時の指示は、まずは復旧。
迂回路を作って仮復旧させること。
あらゆる企業に応援要請し、競合関係の会社でも団結して復旧させてくれました。

この時、原因を調査して、どうするか検討して、復旧計画を立てる。と言い出す人もいる。
でも今は緊急事態。
平常時の段階を踏むやり方ではなく、トータルで考え、作業を同時並行で進めるよう指示を出す。

瞬時に状況を判断し、優先順位をつけ、強いリーダーシップで統制した結果、あっという間に復旧できた。という事例です。

リーダーの役割は、決めること。そして、その責任を取ること。

熊本大地震の時のこと。
皆が何を心配しているか?SNSで把握する。
心配を解決できる内容を、シンプルに発信する。
状況は逐一変わる、そのたびにSNSで最新情報を発信する。

例えば、物資受付なら、何を必要としているか?を決める。
そして、SNSで欲しいものだけを指定する。
1つの段ボールに1種類だけ入れて、中身を書いて送る、というルールを伝える。
それ以外は受け付けないことにする。

届いた段ボールは使用されていない学校を利用し、物資の種類を教室ごとに分ける。
ペットボトル2Lはこの教室、みたいに。

すべてを決めて、発信する。
それに皆が従えば、完璧に事が進む。
逆に言うと、先を見通して何を指示すればいいか?を決める。
べき論ではなく、言った人がやる。

それがリーダーの役割、ということ。

意思決定層に若い世代がいなさすぎる

これは提言でした。
年寄り世代の組織では、そもそもITを活用する発想もなく、手続きや情報伝達は紙の書類や電話がメイン。
今時そうじゃないですよね?

先程の熊本大地震時には、行政の備蓄でたりないものはSNSで呼びかけると物資が届き、必要な場所に配達する。
誰がどこでほしいと言っているのか、もインターネットがあれば共有できる。

ITがあれば、備蓄に頼らなくても成り立つ。
社会構造を整備できるのです。

福岡市では災害対策の教訓から、災害時に使えるアプリのコンテストをして、整備するのだそう。
日本全体に無料で発信する予定とのこと。

IT世代の常識でも、今の意思決定層には想像すらできない。
だから、意思決定層に若者が少なすぎると警鐘を鳴らしたのです。


長くなってきたので、ここまで。続きは次回。